先日投稿した「カレラ・ライアン」について、もう少し詳しくご紹介したいと思います。
カレラは非常に有名なワイナリーですので、ご存じの方も多いでしょう。私も大好きです。
今回は、公式サイトの情報を交えながら、カレラの魅力をお伝えします。
①カレラ・ワイナリーについて
カレラ・ワイナリーは、カリフォルニア州中部の山あい、標高約1,000メートルのマウント・ハーランの斜面に位置しています。
この土地は石灰岩が豊富で、冷涼な気候で昼夜の寒暖差が大きく、ぶどう栽培に適しています。
創業者のジョシュ・ジェンセン氏は、フランス・ブルゴーニュ地方の名門、ロマネ・コンティやドメーヌ・デュジャックで修行した後、「アメリカで本格的なピノ・ノワールのスタイルを創りたい」という思いを胸にこの地にたどり着きました。
1975年にカレラを設立し、以来 “アメリカのブルゴーニュスタイル” の先駆者として知られるようになりました。
「カレラ（Calera）」とはスペイン語で石灰窯を意味し、ワインボトルにも描かれているマークは、かつてハーラン山で石灰岩を採掘していた時代に使われていた窯をモチーフにしています。
②ライアン・ヴィンヤードの特徴
「ライアン・ヴィンヤード」は、1979年からカレラのブドウ園マネージャーを務めてきたジム・ライアン氏に因んで名づけられた畑です。1998年に植樹され、2002年に初ヴィンテージがボトリングされました。この畑はカレラの中で最も標高が高い場所にあり、冷涼な気候と寒暖差を活かした栽培が行われています。
ライアン・ヴィンヤードの若木が育むワインは、明るく生き生きとした赤い果実の風味が特徴的で、マウント・ハーラン特有のミネラル感も感じられます。
その味わいは若さとエネルギーがありつつも、カレラらしい上品さを兼ね備えています。
このワインは、ひとりで静かに味わえば、明日への活力をそっと注いでくれます。
誰かと一緒に楽しめば、その明るく弾む香りが、会話までも豊かにしてくれます。
若々しさと上品さをあわせ持つライアンは、静かな夜にも、にぎやかな時間にもよく似合います。
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